生活様式の大変革と価値観の変化という流れの中で、新たな世紀が既に始まっています。
そしていま、新たな世紀を歩み始めて気付く事があります。それは、私たちの生活の基盤である「文化」が揺らいでいるのではないかとの強い不安に直面している事です。
私たちは戦争の荒廃から立ち上がり、豊かさを求めて、戦後復興、経済発展と社会繁栄に向け全力で走り続けてきました。ところが新世紀を迎え、「いま」を眺めてみると、2千年もの間日本人の生活様式の根底をなしていた固有の生活文化が衰退の方向へ向いているという「寂しい現実」がそこにあります。
私たちはいま、立ち止まって考えなくてはいけません。日本人の衣・食・住とはなにか、失ってはいけない生活文化とは何か。そもそも日本人とは何なのか。日本人が持っていると言われる、ワビ・サビ・絆・みやび等のすばらしいDNAを後の世に伝えていくと同時に、その文化的魅力をあまねく世界に広げていくことに私たちはもっと力を向けていく必要があるのではないかと思うのです。
そして日本の衣・食・住の生活文化の多くの要素を包括しているものとしての、和の代表「きもの」があります。「きものが普通にある生活」を推進し、固有の衣の文化を広めていくこと、そして未来系の新しい生活文化を育んでいくことが、いま、極めて重要な活動だと考えます。
以上の考えのもと、ここに
を設立し、この目的を図ろうとするものであります。
羽田 孜
山野 正義
北村 正任
湯川 れい子
下村 満子
山野 敬子
水島 恭愛
北野 蓉子
大沼 孝司
(順不同・敬称略)
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