着物で行きたいおすすめスポットといえば、古き良き日本の風情ただよう場所をまずは思い浮かべると思います。それはそれで私も大好きなのですが、異国情緒あふれるスポットでギャップを楽しむのも乙なものです!
今回は着物で地中海沿岸の街並みを旅したかのような伊勢志摩の旅をレポートします。
着物で伊勢志摩の旅 2泊3日
旅の行程
1日目
自宅から着物を着て在来線・新幹線を乗り継ぎ移動 名古屋駅から近鉄特急に乗って鵜方駅へ。本当は「観光特急しまかぜ」に乗りたかったのですが、満席で予約できませんでした~。鵜方駅からは送迎バスで宿泊する「志摩地中海村」へ。この日はずっと大雨で景色が堪能できずに残念でしたが、施設内に温泉があり、ゆっくりできました。
2日目
「志摩地中海村」から送迎バスで鵜方駅に戻りタクシーで「横山展望台」へ。タクシーを降りて、展望台までは少し歩きます。階段とスロープがあり、スロープなら着物でも無理なく上れます。「横山展望台」からはタクシーで賢島駅へ。駅から少し歩いて「志摩観光ホテル」でアフタヌーンティー。その後、賢島駅まで戻り、「賢島エスパーニャクルーズ」へ。大型船エスペランサで英虞湾を約50分遊覧。賢島駅から鳥羽駅に移動し、送迎バスで宿泊する「海の蝶」へ。ディナーは伊勢エビや松坂牛などを堪能。
※ちなみに平日だと「横山VIEWタクシー」がお得!鵜方駅→横山展望台→鵜方駅または賢島駅を片道500円で利用できます。
3日目
「海の蝶」から送迎バスで鳥羽駅へ。鳥羽駅から伊勢市駅に移動し、駅から歩いて伊勢神宮(外宮)へ。外宮から内宮へはバスで移動。内宮をお参りしたあとは、おかげ横丁を散策。3日目だけは異国っぽさはなく、和のスポットでした。タクシーで伊勢市駅に戻り、近鉄特急で名古屋駅へ。名古屋駅から新幹線・在来線を乗り継ぎ帰宅。ずっと着物でしたが、全然問題なし!
着物で行きたかった理由と注意したこと
ふだんから着物を着て生活したいと思っているので、普段着としての着物を愛用しています。そのひとつとして「伊勢木綿」があります。チェックやストライプなどモダン柄が可愛く、ワンピース感覚で着られます。何より素材が木綿なので、汗をかいたり、汚れてしまったりしても、家で洗えるので、旅行にはピッタリ!
そして今回の旅先は伊勢志摩!伊勢木綿の生まれ故郷です。伊勢木綿一択しかありませんでした。ただ時間がなくなってしまい、伊勢木綿の工場見学ができなかったのが残念。次回こそは!
注意したことは、2泊3日を着物で通すと決めたので、あまりスケジュールを詰めすぎませんでした。また歩いて移動することが多くなりそうな日は無理して草履をはかずスニーカー(冬ならブーツでも)にしました。特に今回は、1日目は一日じゅう雨、3日目は帰宅移動時に雨でしたので、雨対策にもスニーカーやレインブーツは必須でした。もちろん雨でも安心の伊勢木綿は最強です。
着物でお出かけしたいスポット3選【伊勢志摩編】
志摩地中海村
1日目に宿泊した「志摩地中海村」。その名のとおり、地中海沿岸の街並みが再現されています。私は「マンマミーア!」というミュージカルが好きなのですが、その舞台のエーゲ海のようで、思わず歌い出したくなります。
宿泊したお部屋は白と青で統一されていてオシャレ!
施設内には温泉もあり、こちらはヨーロッパ風ではなく、アラビア風なイメージでした。
1日目は大雨でしたが、2日目はなんとか天気が持ってくれて、朝、写真を撮ってまわりました。そんなに広くないので、日帰りで来て、ランチやお茶しつつ、フォトジェニックなスポットをまわってもよさそうです。
晴れて青空だったら、もっとキレイだろうなと思うので、また行きます!
志摩観光ホテル
2016年のG7サミットで有名な「志摩観光ホテル」。カフェ & ワインバー「リアン」のアフタヌーンティーに行ってきました。開業当時の面影を残すクラシカルな雰囲気が着物にピッタリでした。
伊勢志摩サミットギャラリーもあり、実際に各国首脳が座った椅子には、伊勢木綿と伊賀組紐が使われているそうです。着物好きは反応しちゃいますねw
今回はアフタヌーンティーでしたが、いつかは泊まってみたい素敵なホテルでした。そのときのディナーには正絹の着物でもいいかも、と妄想だけは止まりません。
まとめ
今回は着物でおすすめ異国情緒たっぷりのスポットをご紹介しました。実際に行ってみて、想像以上にフォトジェニックで、本当に晴れていたらもっと素敵だっただろうなと思います(しつこいw)。
伊勢志摩の気候は温暖で、四季を通じて過ごしやすいとのことなので、着物で伊勢志摩の旅はとてもオススメです!
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